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歯科技工士の考えるシェードテイクのエラーが起こる原因

せっかく時間をかけてシェードテイクしたのに、歯の色がしっくりこない。
とはいえ、エラーが起きた原因が分からないとなると、どうすればいいか悩んでしまいますよね。
そこで今回の神戸・明石の歯科技工所コラムでは、歯科技工士目線で「シェードテイクのエラーが起こる代表的な原因」を4つピックアップしてみました。
ぜひ、参考にして頂けたら幸いです。

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  1. 歯が乾燥している
    歯科医院さまで「シェードテイク」をされるのは、診療時間のどのタイミングでしょうか?
    もし、支台歯形成や印象の後(診療後)に色を確認されている場合は、「診療を始める前」にシェードテイクする事をおすすめします。
    なぜなら、診療後は口を長時間開けていた影響から、歯の表面が乾燥して白み帯びてしまい、正確な歯の色を識別できなくなってしまうからです。

  2. シェードガイドの位置が誤っている
    シェードガイドの位置が誤っていると、面積対比の錯覚が起きたり、歯とシェードガイドが重なって全体の色を細部まで把握しきれなくなる可能性があります。
    そのため、シェードガイドの位置は「同一平面上」を意識しながら、シェードガイド切端と目標歯が向き合うように配置すると、情報精度が高まりやすくなるでしょう。

  3. シェードガイドが1つしか使われていない
    シェードガイドが1つしか使われていないと、ラボサイドでは色の基準が少なく比色するのが難しくなります。
    正確な色を識別するためにも、近似した複数のシェードガイドと目標歯の写真を撮るようにしてみてくださいね。

  4. カメラの撮影体制がスタッフ間で違う
    撮影するスタッフによって、カメラの技術に差が出てしまうと、正確な色の判断がつきにくくなります。

以下におすすめのカメラ設定や撮り方を記載しますので、スタッフ間で共有してみてください。

  • カメラ設定は、露出オーバーよりもアンダー気味にする
  • ピントを目標歯に合わせるために、被写界深度を深く、撮影距離を一定に保つ
  • ストロボ反射をコントロールするためには、撮影角度に気を配る

お金をかけても自費で歯を入れたいと思っている患者さまにとって、「審美性」は非常に重要です。
正確で自然な色調をラボサイドとチェアサイドで共有するためにも、エラーに繋がる一つひとつの原因を潰していきましょう。
今回は代表的なエラーの原因を簡単にご紹介しましたが、もう少し具体的なシェードテイクのコツなどが知りたい場合は、ぜひヤノテクニカルラボにご相談ください。
患者さまの口元を美しく再現する方法を、歯科技工士目線でアドバイスいたします。


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