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【イベントレポート②】ポートピアデンタルショー2018神戸

前回に引き続き、「ポートピアデンタルショー2018神戸」のイベントで興味深かったテーマについて、こちらのヤノテクニカルラボコラムでご紹介していきます。

CAD/CAM冠の支台歯形成!3つのポイントとは?
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今回のイベント内で開催された六人部 慶彦先生の講義では、従来の支台歯形成とは異なるCAD/CAM冠の注意すべきポイントを学ぶことができました。

4年前から保険導入されたCAD/CAM冠の脱離や破折等の事例が多く報告されている現状を考えても、これからの歯科医療現場に役立つ充実した講義を受けられたなと思います。

簡単ではありますが講義の内容をまとめてみたので、CAD/CAM冠を患者さまの口腔内に長期保存するためにも参考にしてみてください。

ポイント①明瞭なフィニッシュラインの形成の重要性
CAD/CAM冠は従来の支台歯形成に比べて、これまで以上に最終補綴物形態を意識した明瞭なフィニッシュラインの形成が必要とされています。

なぜなら、デジタル印象における模型レス(データでのやりとり)の普及やマシーンを使った削りだしの影響で、歯科技工士では微調整できない部分が増えており、支台歯形成の重要性が高まっているからです。



ポイント②強度や保持力が低下しないように必要な削除量を遵守する
CAD/CAM冠は削除量の最終チェックとして、プロビジョナルストレーションを用いて確認することが重要だとされています。

なぜなら、CAD/CAM冠の強度の確保や保持力を維持するためには、必要な削除量を厳守しなければならないからです。

規格化されたバーを用いて、バーの特徴(粗さ、先端の形態、テーバーなど)を理解しておくことが、CAD/CAM冠の支台歯形成の上達に繋がるでしょう。



ポイント③正確なスキャニングと加工のために厚みと丸みを確保する
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正確なスキャニングと加工により適合性を良くするためには、咬合面と角は丸みをもたせることが重要になります。

また、マージン部もなだらかに仕上げる必要があるそうです。(先生は、106RDを使用してラウンデッドショルダーに仕上げているとのことでした)
 
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今後の歯科業界は、CAD/CAM冠を始めとしたデジタル化の波がどんどん加速していくと考えられます。

その中で、光学スキャナーによる補綴精度を高めるためにも、チェアサイドにおける支台歯形成等の重要性は増していくと考えられるでしょう。

また、新たな技術の導入により、これまで以上に歯科医院さまと技工所の連携が必要になってきます。

ヤノテクニカルラボでも3Dデータ対応の環境を整備中ですので、気になることなどがあればいつでもご相談ください。


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